こんにちは、石崎です。
2022年の9月、群馬県吾妻郡にある休暇村嬬恋鹿沢キャンプ場でグループキャンプをしてきました。
前回のふもとっぱらキャンプ場の時とは違い、今回はキャンプ場の写真もそこまでなく、テントやキャンプ道具の写真もそんなにありません。
いつも以上に日記的な記事になると思いますが、良かったら読んでみてください。
グループキャンプまでの流れ
そこまで知らない先輩に「おい!キャンプ行こうぜ!」と突然誘われたある日。
「どうせよくある、行こうぜ行こうぜ詐欺だろう」みたいにもう一人の友人と思っていたら、
「8月の何日はどう?9月は?」と物凄く積極的に話を進めていく先輩。
そして「場所はココでいいね?予約取るよ!」と有無を言わせぬ展開の速さ。
友人と2人して「おいおい、かっけーな!!」とこっそり裏でLINEのやり取り。
そんな風にキャンプ日と場所が電撃的に決まった7月の初め。
どうやら先輩はキャンプを始めたばかりらしい。
そしてそれから毎週どこかしらのキャンプ場へ行ってるとの情報も入手。
さらに熱しやすく冷めやすい性格だとも判明。
「うちらのキャンプまであと2カ月近くあるけど、それまでに飽きたとか言い出さないだろうかw」
そう不安になったのも今はいい思い出。
無事、その3人でキャンプをしてきました!
休暇村 嬬恋鹿沢キャンプ場へ
キャンプ場までの道のり
今回は地元のスーパーで買い物を済ませ、すぐさま高速道路に突入。
しばらく走った後、トイレが我慢できないほどのプルプル状態に突入。
どうにかこうにか耐え、何とか間に合い、九死に一生を得た思い。
あまりの解放感でその時の気持ちを勢いのままツイートしましたが、今になって後悔しています。笑
恥ずかしい。笑
その後は順調に車を進め、上信越自動車道の小諸ICで降りたあと、少し国道を走り、コンビニの交差点を右折。
右折したらすぐに始まりました、登り坂。
色々なキャンプ場に行きましたが、ここまでクネクネで急な登り坂は初めて。
『東北のふもとっぱら』と言われる宮城県にある『吹上高原キャンプ場』への道のりも結構な山道でしたが、坂の急さやカーブの急さはこちらのが断然ハード。
荷物を一杯に積んだジムニー君が2速と3速をメインに頑張ってくれてる中、運転手の私は耳がなんかおかしくなり、あくびをするたび元に戻る状態へ。
たまに出てくる看板を見れば標高1800mと書いてあり、ついには2000mまで。
「頂上着いちゃったじゃん」と思ったら、すぐさま今度は下り坂。
そして下り坂を少し楽しみ、やっと着きました目的地!
チェックイン~乾杯~散歩
受付で○○の連れの○○ですと告げると、場所の説明をされ、入場へ。
オートサイト到着
渋滞を予測して早く出発した先輩と友人でしたが、この日に限ってスイスイと来れたらしく、2時間も早く到着してました。
私が着いたころにはすでに2人は設営をすませ、友人は私が持ってくるお酒待ち状態。
私が車から降りると友人がすぐに手を振って近づいてきてくれましたが、先輩は一向に来ません。
挨拶せねばと近づいていったら、先輩はちょうど火吹き棒でフーフーと焚き火の火に勢いをつけている最中。
「おーっす!もうやってるよ!」と横目でこちらを見る先輩。
「かっけー!」と内心思う私。
そのかっこよさときたら、まるで先輩用の台本があるかのようでした。
先輩と友人は、リビング担当。
私は寝る為のテント担当だったので、急いでサーカスTCを設営。
本当はアメニティドームMにするつもりでしたが、先輩がコットで寝たいとのことで、下の破れなどを気にしなくて済むサーカスに変更しました。
サーカスにコット3つは無理かなと思っていましたが、案外いけましたね。
その様子の写真を本来なら載せたかったのですが、撮り忘れてしまい涙。
今回一番の後悔です。
乾杯
設営を終えた私はヘリノックスっぽいチェアを持ってタープ下に行き、座りました。
タープ下の真ん中に大きなテーブルがあり、私から見て左に先輩、テーブルを挟んで目の前に友人といった感じです。
友人は早くお酒が飲みたそうな様子。
先輩は外にある焚き火に向かって何かやっている様子で、大きな背中しか見えません。
その語ってる背中を追い越し、焚き火に目を向けてみると、さっそく一品作るための準備をしていました。
「先輩!さっそく乾杯しましょう!!」と私が言うと、
ちょっと気だるそうな感じで焚き火からテーブルの方へ体の向きを変えた先輩。
友人はすでに目を輝かせながらお酒を手に持っています。
「先輩に乾杯用のお酒を買ってきましたよ!」と続けて私が言うと、
先輩は「お!サンキュー!!!気が利くな!」と言い、私からもらい受けたお酒を前に伸ばし、
「かんぱー-い!!!」と3人。
↑左に映っているコップは乾杯とは別の物です。
場内をブラブラ
気持ちよく乾杯したあと、「ふううううう」とひと休憩しながら談笑し、少ししてから場内を探索しました。
少しだけになりますが、紹介したいと思います。
トイレ
木々が茂る小道を歩いていくと、立派なトイレがありました。
どこのオートサイトからも近い場所にあって便利だと思います。
早朝は電気が消えていたので、自分で電気を点灯。
スイッチは入ってすぐの分かりやすい場所にあります。
トイレの中もキレイにされており、気持ちよく使用することができましたよ。
炊事場
広々としてて立派な炊事場ですね。
キレイでした。
小川
キャンプ場全体が坂道の途中にあるため、こういった小川が上から下へ勢いよく流れています。
常にこの水流音がするので、他のキャンパーが出す音が聞こえにくいという利点がありますね。
ただ、これに雨音が加わった時は結構大きな音に感じました。
この自然音を心地よいと取るかどうかは人それぞれだと思います。
電源と水道付き、オートサイト
正直言って、あまり広くはないですね。
サーカスを建てたら、もうタープを設営するのは難しそうでした。
ソロタープサイズならいけると思います。
初めて自分のサイトに水道があるのを体験しましたが、便利すぎてヤバいですね。
目の前に水道があるのに、クセでついキッチンペーパーで拭いたりしてました。笑
電源はこんな感じです。
2つ挿せるようになっていました。
一品~夕飯~就寝
一品
散歩から自分のチェアに戻ってきた後、お酒を飲みながら一息。
友人は焚き火の中に薪をくべる役割を先輩から与えられていました。
私はお酒を片手に両足を伸ばしリラックス。
ちょっと雨が強くなってきたかなと感じた頃、焚き火からこちらを振り返った先輩による一品が到着。
市販のカレーパンの中にチーズを入れ、ホットサンドで焼いたという『チーズカレーパン』です。
「ごめん!焦げたw」と言われ、裏返してみると確かに真っ黒。
先輩をよく見ると、なんだか少し酔ってる様子。
乾杯の時に飲んだお酒で酔っ払ったんでしょうか。
「少し酔ったわ!」と言いながらもう一口飲む先輩。
それを見た私は、酔って時間の感覚が鈍って焦がしちゃったんだろうなきっとwと認識。
「結構飲んだわ!」というので友人と缶を持ってみたら、まだ半分以上も残った状態。
「普段飲まないけど少しは飲める」的なことを言っていたので1本だけ乾杯用に買ってきましたが、思った以上に飲めない感じだとわかり、なんだか申し訳ないことをしてしまったなという思いがしました。
それと同時に「おい可愛いな先輩w」という友人との共通認識が生まれた瞬間でもありました。
その後、焚き火の前で黙々と何かをしている先輩。
その後ろ姿が私の視界左側に見える中、友人とお酒を飲みながら話していたら続々と一品料理が登場。
豚バラが少し取れてしまってますが、みたらし団子に豚バラが巻かれていて、その上からほりにしがパラパラ。
みたらし団子の甘さが全く邪魔になってなくて不思議な美味しさでした。
ローストビーフです。
先輩的には「守りに入ってやりすぎた!!!」との事。
もっと中心を赤いままにしたかったみたいです。
私と友人的にはとても美味くて満足の一品でした。
「うちら食べてるばかりで、こんな至れり尽くせりでいいんですか?」と先輩に尋ねると、
「俺は飲まないからいいんだよ、好き勝手やっててくれい」とのこと。
薪も炭も持ってきた私でしたが、なんだか今日はこのまま何もしなくていいかなと思い始め、完全にだらけモードへ。
しばらくすると本格的に雨が降りはじめ、小川の流れる音と混じってまるで近くで滝が落ちているかのよう。
そんな中、先輩が用意したかなり年季の入ったタープの雨漏りが凄くて、3人で座り場所会議をスタート。
(↓分かりにくいと思いますが、タープから染み出してきて水滴がアチコチから垂れています)
「とりあえず寒いから、焚き火を真ん中に置こうぜ」と先輩。
自分だけ焚き火の前に陣取り、私と友人が寒がっていたので気を使ってくれたのでしょう。
そんな先輩の真上から頭に向けてピンポイントで水滴が落ちていたのはココだけの話です。
焚き火の前でボーっとしたり、3人で談笑していたら、辺りはいつの間にか真っ暗に。
それぞれによる夕飯タイムが始まりました。
夕飯
ソロキャンプなら七輪で焼くだけで満足な私ですが、今回は他人にもシェアするので少し趣向を変更。
とはいっても、結局は何も手を加えず焼くだけですが。笑
タフまるの上にジンギスカン鍋を乗っけて、冷凍の松尾ジンギスカンとカット済み野菜を入れればOKです。
肉はもちろんですが、このタレが美味い。
そしてこのタレが染みたモヤシが美味い。
自分自身、ジンギスカンの臭みが不安で一番臭みがないと言われる物を買いましたが、全然平気でしたよ。
お店で食べてみたくなりました。
しかし、写真が映えないな。笑
モヤシの飛び出した感じがダメなのかなあ。
写真撮影が上手くなりたい今日この頃。
ちなみに以前、この鍋を使って秋田県 鹿角市流のホルモン鍋をしたことがありますが、最高に美味かった記憶があります。
その時は、ホルモンにキャベツと豆腐を用意しました。
就寝
それぞれ食べ終わり、先輩以外お酒も飲み、いい感じに酔っぱらいながら談笑したあとサーカスTCへ。
まだまだ雨が降ってるなあと思っていたらそれは小川の流れる音で、雨はだいぶ小雨に変化していました。
入り口から時計回りに、友人のハイコット、私のローコット、先輩のハイコットという並び順で配置。
私のがローコットってとこがポイントなのかもしれませんね。
そのおかげで2人のコットの角がぶつかることなく、多少重なった形で配置することができました。
(あらためて、画像が無くて悔しい)
コットに横になり、寝袋に入った後、2人のいびきを聞く間もなくいつの間にか寝てしまいました。
次の日の朝~撤収
朝
顔のあたりに少し寒気を感じた頃、目が覚めました。
起きると先輩はすでに焚き火を始めていて、「おはようございます」と挨拶をしたら先輩は「ハラヘッタ」と一言。
その後、友人がすぐに起きてきて、昨日座ってた位置にみんな着座。
ボーっとしたままなんとなく焚き火を眺めていると、先輩から私たちにコーヒーの一杯が。
「俺、このくらい濃いのが好きなんだよね!」というその一杯は、シェラカップ半分にも満たない量。
それだけで濃さを想像。
あさげの味噌汁を持って行った私ですが、使わなかったところをみるとそのコーヒーでかなり満足したんだと思います。
ひんやりした朝にガツンと来る濃さと味わいのコーヒーでした。
その後、先輩からまたしても私たちにおもてなしが。
なんとホットサンドの朝食が届きました。
中にとろけたチーズと肉が入っており、「え?肉焼いたの?いま?」と思ったら、その肉は昨日のローストビーフ。
ちゃんとこの時のために別に取っておいたんですね。
「やるなあ!」と謎の上から目線ぽい発言を友人としながら「うまいうまい!」と完食。
ほりにしバージョンとは別にマスタードが入ったバージョンもあって美味しかったです。
撤収
タープの雨漏りもあって、全てのキャンプ道具がびしょ濡れ状態。
一つ一つキレイに拭きながらの撤収となりました。
急ぐと作業的になりツラいものがあるので、ゆっくり時間をかけて味わいながらの撤収です。
ワンポールテントは設営・撤収が楽でいいですね。
濡れたテントやタープを入れる用の袋を用意しておくと、いざって時に役立ちます。
荷物を全て積み込み、忘れ物がないかサイトチェックをした後、ゴミステーションにゴミを捨てに行き、チェックアウトです。
最後に
久しぶりの林間サイトでしたが、自然に囲まれてる感はやはり随一ですね。
今回はさらに小川の音も聞こえてきてたため、自然感あふれるキャンプとなりました。
ただ、その自然感と引き換えに虫が多かった!
蚊ではなく虫です。
撤収の際も色んなところに虫がいて、逃がすのに大変でした。
それさえ気にならなければ良いキャンプ場なのではと思います。
標高が1400mのところにあるため、真夏の暑い時期に良さそうですね。
今回は少し寒いくらいでした。
キャンプ記 第二段は仲間内キャンプとなりましたが、前回以上に出来事を垂れ流して書いてるだけになったような。汗
何か一つでも「ほう」と思っていただけたら幸いです。と書こうと思いましたが、あるかなこれ。笑
今回、複数人キャンプをしたことで、あらためてソロキャンプの良さも確認できたような気がします。
どちらが良いとかじゃなく、どちらも良いんです。
談笑も良いですが、静かも良いんです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。