こんにちは、石崎です。
ペットショップに行くと、たまに水槽の片隅で緑色のドロドロしてそうな物を見かけることがありました。
「気持ち悪いなこれ」と思ったので後々調べてみると、どうやら「藍藻(らんそう)」というものだと判明。
別名、シアノバクテリアというバクテリアらしく、真緑の絵の具を垂らしたような見た目で、臭いも結構するとの事。
自分の水槽では「絶対に発生させたくないなこれ」と思い、どうしたら発生しないのか色々と調べてみたら、どうやら止水域で発生しやすいらしい。
それ以降、大事なのは水流だなと思い、水流をとにかく大事に考えてきました。
吸水・排水パイプの位置、パイプ自体の選別、レイアウトによってどのパイプでどの配置が一番いいのか色々と調べながら実践して試し、アクアリウムを楽しんできました。
幸い、アクアリウムを始めてから約4年間、ここまで一度も藍藻が発生したことはありません。
ただ、水流を気にするあまり、段々とレイアウトに自己制限がかかるようになってきてしまって汗。
初期の頃は凹型構図が大好きで、水槽の両端奥に水草をびっちりと生やし、とにかく水草をたくさん育てていました。
けどそれだと、水槽奥側左右の水流がかなり弱くなります。
そこで吸水パイプの位置を後ろ側にもってきたり、どうにか水の流れができるようエアレーションを置いたりしていました。
いつの日か、水槽奥で魚が2匹死んでいたことがあり、もしかしたら藍藻はできないまでも、通水性が悪いせいではないかと思い、思い切って後ろ側の水草をカットして水が流れやすいようにしました。
また別の日では、水槽左右のガラス面近くに生えている水草や流木が水流の勢いを弱めていると気づき、その部分をカットしたり動かしたりもしました。
そういった事を経て、水槽内で勢いある水流を見て感じないとなんだか気持ち悪くなる自分が誕生してしまい、気づいたら最近では奥側を空けた凸型構図ばかりです。
これだと隅から隅まで淀みなく水が流れているようでとても気持ちがいい。
気持ちがいいのは自分ばかりで、そこに住んでいる熱帯魚たちにとっては、どうやら水流は強すぎても疲れるばかりであまり良くないらしい。
調べたら、排水パイプの反対側にある水草が少しユラユラするくらいがちょうどいいとの事。
エーハイム2213に付属してきた排水パイプだと少し強すぎるくらい。
ガラス製のリリイパイプもどきだとちょうどいいくらいでしたが割ってしまい涙。
そこで、エーハイムのパイプにフレキシブル排水口なるものを買って付け、水槽の右奥から斜めに排水させるようにし、水槽手前真ん中あたりで水流を左右に分けるようにしてみました。
すると強さもなかなかちょうどよくなり、水も安定したような実感があったので、それからはずっとこの配置で楽しんできました。
最近になって水槽をまたリセットし、砂利と砂を敷き分けて真ん中にADAの佗び草を1つメインに置くだけという、かなりシンプルな構成にしてみました。
このくらいシンプルで物がない構成なら多少水流が弱まっても大丈夫かなと思い、以前から気になっていたDOOAのストリームパイプオーブを購入し、排水パイプとして試しに設置。
湧き水のようにボコボコと水面がもっこりして、見ててとても楽しいものです。
肝心の水流はというと、思ってた以上に勢いがなくなりました。
一応、パイプの前側にも水が流れていくのですが、パイプの真下や左右にも結構流れて行ってる印象です。
これは良いのか悪いのか。
今までなら反時計回りに1方向、もしくは左右に2方向だったので、こんなに複雑に飛び散らかして、1つ1つの水流が弱くなりすぎないか不安です。
よく言えば、全域をカバーしていると言うんでしょうか。
ウォーターエンジニアリングのリバースを使って、水流を確認してみました。
水質を良くする物なんですが、投入後少しの間は白く濁るので、ちょうどいい感じに水流チェックすることができます。
確認したら、水槽前面が一番勢いがあって問題なさそう。
ただ、後ろ側真ん中あたりが今までと比べると勢い弱すぎる気がしました。
流れがほんの少しあり、完全に停滞してるわけではなさそうですが。
止水域ってのは、どのくらいの事を言うんでしょうか。
その名の通り、完全に水の流れが止まっている状態なのかな。
せっかく購入した物なので、しばらく使っていこうとは思いますが結構心配です。
心配というか、ビュンビュンとした流れが見えなくて、見てて気持ち悪い。
(実際、パイプを一回変えてまた戻しました。笑)
今後、使用した感想などをまた記事として書いていく予定です。
おそらく、ここまで書いてきてずっと心配しすぎなのは間違いないと思います。
アクアリウムショップでも後ろに水草びっしりな水槽を見かけますし、そもそも60センチ水槽なら週1くらいで水替えしていれば止水域とか気にしなくていいのかなという思いもあります。
無知ゆえに心配しすぎてる面がありますよね、勉強ですね。
大事なのは、あくまでも熱帯魚の為というのを忘れない事。
気を付けます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。