こんにちは、石崎です。
2023年2月。
栃木県 那須烏山市にあるフォレストパークおいらの森で1泊2日のソロキャンプを満喫してきました。
このブログでは初めてのキャンプ場なので、色々な紹介を含めて書いていきたいと思います。
(ライトフォレスト・オートSサイズ14番を利用した視点からの紹介)
1日目
出発
本来のチェックイン時間は12時からですが、サイトが空いていれば無料で9時からアーリーチェックインできるということで、10時ごろに現地着しようと出発。
(前日夕方に空いているか確認の電話をしました)
当日9時頃、キャンプ場まであと少しというところで道の駅たかねざわ 元気あっぷ村に寄り道。
車から出ると少し風が強く、焚き火ができるか不安に。
全体的な造りや建物がお城みたいでカッコイイデザイン。
9時の時点では農産物直売所しかやってなさそうでした。
直売所では新鮮そうな野菜や肉など色々と売られている中、真っ先に目に飛び込んできたのはイチゴ。
イチゴがそこまで好きではない私から見ても、とちおとめの色や形や大きさがとても美味しそうに見えましたよ。
なんとなく撮りたくなった絵。
満足したところで、最寄りのスーパーで買い込みへ。
スーパーかましん 大金店。
営業開始が9:30からということで、ほぼ開店と同時に店内へ。
買うつもりはないけど毎度気になるのは肉コーナー。
この日は前日に売れてたからなのか、国産の牛肉がほとんどありませんでした。
到着
かましんさんを出てから国道10号線を走り、福岡という信号で国道61号線へ南下。
事前情報でキャンプ場の入口がわかりにくいと知っていたので、だいたいの位置の目星をつけてからよく見ながら進みました。
(私のナビではキャンプ場にピンポイントで行けず)
事前にキャンプ場入口の画像は見ており、後は同じ場所を発見するだけ。
ありました!
画像中央の坂道が入口です。
入口に小さな看板が。
もっともっと大きい看板を付ければ分かりやすいのにとも思いますが、逆にそうしないところに好感を持ったりする私でもあります。
書いてある通り、ここから結構な急坂で、よくあるスーパーやデパートの屋上駐車場へ行く時の坂よりも急に感じました。
途中から少しだけなだらかになります。
坂道を上り、林間の間を車一台の幅で通行し、サイトの間を通っていくと管理棟に到着です。
ここは、管理棟が奥にあるんですね。
もうすでに手作り感満載の匂いが辺りからプンプンと。
よく見るとあの管理棟も手作り感あるぞ。
「え?ここから呼ぶの?」と一瞬思いましたが、とりあえず中に入るんだべなと思いなおし一呼吸。
まるでバイオハザード1のドアを開けるかの如く緊張しながら中へ。
ガチャ!ギィィィィィィィィィイイイイイイイッ!(脳内の音)
入ると前からゾンビが!、いや、人が。
「え?管理人さん?」と思うも、どうやら客がトイレへ行ってただけの模様。
誰もいなくなったところで、「おいらさーん」と呼ぶ勇気があるわけもなく、普通に「すいませーん」と呼ぶ私。
奥から優しそうでありつつもシャキッとしてそうな管理人さんが登場し、受付開始。
第一印象は東京03の角田っぽい雰囲気の人だなと感じました。
私は角田好きなので少し緊張。笑
オートSサイトで、この日はレギュラー日だったのか、料金は3,500円。
冒頭にも書きましたが、空いていれば9時からアーリーチェックインが出来て無料ってのはかなり魅力。
この紙を元に、ご利用案内の説明を一つずつ聞きました。
「ボーダーコリーのウィル:もふると喜びます」と丁寧に読み上げてたのは面白かったです。
Sサイトは5・6・9・14番で、6番以外ならどこでもいいと言われたので直接確認をして選ぶことに。
6番サイトはすでに人が設営されキャンプを楽しんでおられてたので撮影はしませんでした。
イメージ的には9番と似てた印象です。
設営
「ここを大地に乾杯場所とする!」
14番にしました。
決め手はトイレの近さとココだけ独立してる感があったので。
地面は砂と土で、ペグが気持ちいいくらい刺さっていきました
これなら、どんな種類のペグでも大丈夫だと思います
長さは28センチあれば間違いなし
設営完了。
この日もコット無しで、今回は地べたスタイル。
設営途中に暑くなり、服を2枚脱ぎました。
「さあ、乾杯!」といきたいところですが、先に場内の紹介を。
場内紹介
トイレと炊事場
私のサイトからトイレと炊事場を見た光景。
この落ち葉を歩いて他人のサイトに入らずに最短距離で進んだら、私の歩幅で約80歩。
十分すぎるくらいの近さです。
ただ、落ち葉を踏みしめる音がして深夜早朝は迷惑かなとも思えて、試しに道なりにも進んでみたら約160歩。
倍かかりましたが、それでも遠くはないと思います。
仮説トイレですね。
和式トイレです。
洋式トイレは管理棟の中にあります。
私が見たタイミングではトイレットペーパーがなくなっていたので、自分で持ってきておくと良いかもしれません。
今、受付でもらった案内を見たら、「紙がない時は連絡してください」と書いてありました。
お湯が出るので助かります。
場内の水は全て水道水とのことで、飲料や料理にも使えますね。
薪売り場と灰捨て場
管理棟前にあります。
色々な薪が売られています。
自分で軽量して、それを写真に撮って伝えて購入するシステムです。
画像には映っていませんが、灰は黒ペール缶に入れればOKです。
ソロ区画
オートサイトより野営感が味わえるソロ区画です。
ここに車を停めて、歩いて坂下の空いている場所に設営をします。
ちなみにですが、このソロ区画より更に野営感が味わえる場所として、ディープフォレストという場所があります。
イメージ的には、ライトフォレストのオートサイト(今回の私)とディープフォレストの中間がこのソロ区画ってとこでしょうか。
このソロ区画は車から歩いても近く、トイレも近いです。
ソロ区画の入口。
バケツに水を張って焚き火を楽しんでくれという事でしょうか。
ここは直火OKなのが魅力です。
置いてある枝は自由に使っていいという事なんだと思います。
ここから坂道になっており、真ん中の道の両脇に設営できるスペースが広がっています。
イメージ的には斜め下に広がっていくアリの巣でしょうか。
中にはソロベースくらいしか設営できそうにない狭さのところもありました。
まさにソロ区画。
ここでひっそりと石でカマドを作って直火で焚き火も最高そうですね。
乾杯
我が家に戻ってきました。
なんだか自分のテントを見ただけで落ち着きます。
「乾杯!」
もう運転はできません。覚悟の一杯です。
美味しくてあっという間に3分の2を飲んだ頃、やってみたい事を閃いてしまい葛藤。
少し遠くからテントを眺めつつ、花びらを1枚ずつちぎり捨てるかのように、「めんどい」「やりたい」「めんどい」「やりたい」「めんどい」「やりたい」
「今日はまだ時間も早いし、焚き火もしてないし、やるか!!」
ということで1本目のビールを飲みほした後、実行。
テントの向きを90度変え、ソロベースEXにムササビウィングを小川張りしてみたいというもの。
10時からのアーリーチェックインで早い時間だったからこそ、やる気が出たのかもしれません。
完成が待ちきれなくなるも、焦ったら駄目だと自分に言い聞かせて一つずつ丁寧に。
まずはテント完成。
星の降る森以来のサイドスタイル、穴倉スタイルです。
ここから、ムササビウィングを。
後方のテントポールに刺して張ってみました。
楽だけど、ちょっと前方タープ下の範囲が狭いかなあ。
もう少しタープを前面に出す為に小川張りを。
高さ調整にかなりの時間をかけました。
それは、こだわりの時間、すなわち自己満足の時間です。
この画像でようやく完成。
いつか出会うであろう大雨時を想定して試してみました。
これならなんとか焚き火できるはず。
ソロベースとムササビウィングの相性は良いとは思えませんが、とりあえず満足です。
乾杯(2回目)
今度こそ落ち着いて、改めて仕切り直しの乾杯です。
そういえばほったらかしキャンプ場のステッカーを焚き火テーブルに貼ってなかったなと思い出し、貼り貼り。
ステッカーの外周部分が少し浮いてきていたので、これから購入される方はなるべく早く貼ったほうがいいかもですね。
飲んでまったり落ち着いて少し経った後、ちょっと寒くなってきたかなと思い、焚き火の準備。
今回もフェザースティックの練習を。
ナイフを動かしてもできるけど、ナイフは固定で薪の方を動かしてもできる。
むしろ薪を動かした方が安定するような。
と思った途端に失敗。
薪から地面に落ちたクルクルした欠片を手で掴んで焚き火台にポイッ。
5本くらいフェザースティックらしきものができた後、ファイアスターターの練習を。
今日はやけに火花の出がいいと感じ、いつもの倍は粘ってみたものの点かず。
煙が何度も出て惜しいとこまでいったので、次はいけるはず。
というか、ここから見える景色に誰もいなかったはずが、気づいたらテントがあちこちに。
「そこ、サイトじゃないやん」と思うも、このキャンプ場は区画外の場所にもちゃんと料金設定がされていて設営が出来ると後から知りました。
焚き火開始。
風がややあったものの、できないレベルではないと判断。
強風はダメだけど、風が少しあるくらいのがよく燃えるよね。
2本目を飲み切ったところでウコンの力。
すっかり飲むのを忘れてました。
「コレで次の日の影響が軽くなるなら、俺は喜んでウコン神の舎弟になるぞ!」
「ならせてくださいっ!」
ここで唐突に今回のキャンプ飯のすべてを。
初めてこういう形で撮ってみましたが、結構便利な事に気が付きました。
食料なにがあったかなとふと思い出すのにこの画像が役に立つ。笑
おつまみだらけで、まるで作る気ないのがバレバレですね。
お酒を飲みながら焚き火を見て、いじって、薪を追加して。
気付けば結構な時間が過ぎてる。
たまに北風が押し寄せ、舎弟の私を燻製にするかの如く、焚き火の煙が私を包み込む。
おつまみチャーシューで夕飯までのつなぎ。
表現が悪いですが、こういう残りカスみたいな物ってなんでも美味しくないですか。
温度計の時刻は合ってません。
私のテント右後方で夕日が沈んでいきます。
小学生の頃、『夕日が背中を押してくる』とかいう歌を習ったような。
林間サイトは陽の光を浴びた木々が影となって地面に照らされて雰囲気良いですよね。
木漏れ日を実感中、横や後ろにもテントが増えてるのに気づきました。
アーリーで来る人って案外少ないのかな。
夜の部
17時46分。
少し早いですがオイルランタンを点灯。
後から気づいたのですが、私の前方右手20番サイトで管理人さんによるシシ鍋の振る舞いをされてたようです。
上の画像にもバッチリと準備されてる様子が映ってるじゃないですか。
食べたかった・・・・。
オイルランタンを点けてから20分後にはこの暗さ。
焚き火がより映えてきて、ますます楽しく。
上の画像の火、なんかの漢字のように見える。
周りのテントやランタンの明かりがまたいい雰囲気を作り出し、まるで皆でキャンプ場を作り上げてるみたい。
そういえばソロ区画の方で外国人の人たちがキャンプをしてましたよ。
英語?が聞こえてきただけで、なんだか異国情緒あふれるキャンプ地に。
「ここをキャンプ地とする!」を英語バージョンで聞いてみたい。
右奥にシシ鍋会場らしき姿が。
この写真を撮った時は全く気付かず、私はお酒と焚き火と写真に夢中。
この写真、今回のお気に入りの1枚です。
焚き火前に戻り、暖を取りつつ癒される。
ソフトクーラーボックスの中を見ずに手を入れて、6缶パックになっている発泡酒をまた1本取り出す手慣れた動作。
たまに意味もなく体育座りをしてみたり。
おでんを温め中。
ここで飯ごうが横に倒れたら泣ける。
薪いじりを止め、温まるのを待ちながら飲む。
完成後、「今度の今度の今度こそ絶対にカラシを買ってくるぞ!」と誓いながら大好きな卵から食す。
薪がたくさん入ってこんな感じで熾火モードに。
「あかん、いつも熾火を見たら寝落ちしてる気がする」
しかし、今日はまだ焚き火を楽しみたい。
焚き火台の底を風通しよく整理して、息を吹きかけて復活。
「なに勝手に熾火になって終わろうとしてるんや」と焚き火に説教したい気分。
この数分後、私が寝落ち。
約40分後に目覚め、湯たんぽの用意を。
温め終わってから湯たんぽを寝袋内に入れ、焚き火を少し味わってから就寝です。
眠くて飲めるわけないのに、なぜかテント内に開けてない酒を1本持っていくスタイル。
2日目
場内はとても静かで、ぐっすりと朝まで眠ることができました。
抱きかかえて眠ったはずの湯たんぽが、朝方なぜか枕になっていたのは謎。
起床
私にしては少し遅い起床。
6時20分です。
起きてすぐ、「喉がいてえ」と気づく。
目の前に転がってる開いていない酒ではなく、飲みかけの水をグビグビ。
朝日が美しい。
まさか真正面に太陽が昇ってくるとは思ってなかった。
朝日を見るといつも「乾杯!」に近い感情をいだきます。
お酒の席でのノンアル乾杯はツラいけど、この瞬間の乾杯はむしろノンアルであるべき。
いや、やったことないだけで朝日で乾杯も最高かもしれない。
起きてすぐ焚き火を開始。
マイナス2度だけど、麻痺してるのかそこまで寒く感じない。
ここからしばらく焚き火を楽しみます。
サッポロ一番塩ラーメンを食べる為にお湯を沸かす。
ちょっと頭が痛い。
少しだけ二日酔いかも。
このくらいですんでるのはウコン兄貴のおかげなのか。
でけた。
今回も卵なし。
あぐらをかいた状態でグローブを手にハメて飯ごうを持ち、熱い熱いと感じながらラーメンをすするのが最高に美味い。
かための麺に塩のスープが体に染み渡る。
食後のしじみ味噌汁と焚き火。
コーヒーは切らしてて涙。
味噌汁を食べた後、マイ箸をキッチンペーパーで拭こうとした瞬間ある事に気が付きました。
転がり防止の六角形?の部分が片方ない!!!
えええ!前回気を付けないとと思ったばかりなのに。
まさか、塩スープと共に体に染み渡ったか!?
その後、必死に辺りの地面を探しまくりました。
ない・・・・・・。
撤収
太陽もだいぶ昇った8時過ぎ。
のんびりと撤収開始です。
ゆっくりと味わいながら楽しくやっていきます。
撤収完了!
チェックアウト時は、おいらの森HPにあるチェックアウト連絡フォームから送信して伝えなければなりません
チェックアウト時間は12時までです
連絡し、坂道を下っていき、今回のキャンプが終了しました。
そしてこのキャンプ記もこれで終わりとなります。
このキャンプ場、ソロキャンパーにとってはなかなか奥が深く、ライトに楽しみたい人や私みたいなチキンハートに向けてはライトフォレストのオートサイトSサイズ。
もう少し野営感を求めるなら、同じライトフォレストのソロ区画。
もっともっと野営感を求めるならディープフォレスト。
こんな感じで自分のレベルに合ったキャンプができ、そして段階を踏んでチャレンジすることもできます。
今回、ディープフォレストには行きませんでしたが、動画とかで見る限りなかなかの自然っぷり。
いつかはバックパック1つで挑戦してみたいなと思いました。
今回のオートサイトSサイズですが、ソロテントであれば全く問題なく過ごせます。
14番サイトはサーカスTCもOKだと感じました。
一番の心残りは、ワンちゃんと七面鳥に出会えなかった事。
めちゃくちゃモフりたかった!
次回以降の楽しみにしておきます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。