こんにちは、石崎です。
2023年1月、静岡県 富士宮市にあるふもとっぱらキャンプ場で2連泊ソロキャンプを満喫してきました。
新年初キャンプです!
キャンプ場の簡単な紹介についてはコチラの序盤で書いています。
ふもとっぱらキャンプ場が色んな姿を見せてくれた【ソロキャンプ記】
合わせて読んでみてください。
1日目
90年代の音楽を聴きながら、熱唱しながら、ノリノリでキャンプ場へ。
歌い疲れきった頃、道の駅 朝霧高原に寄り道。
「ふむふむ」と、どういう物が売られているのか、次回以降に活かそうと思って脳内にインプットしながら店内をウロウロ。
「なるほど、ベーコンとか肉ね。日本酒もいいな」
私が今回買ったのは、わさび漬け。
わさび好きなんですよね。
到着
到着は9:10。
前回、先輩とソログル(ソロデュオ)で来た時と違い、林の中をグルグルすることもなく、すぐに看板を通過。
2列で5台ずつ受付待ちをしている状態の中、手首を出して検温。
今回は2連泊でしたが、予約をしたのは1泊ずつ別々に。
受付の人に「1泊ですね」と確認されたので、「別予約で次の日も予約してます」と伝えると、向こうもすぐに「確認がとれました」との事。
ホッとしながら2泊分、トータル6,000円を支払い入場です。
迷いに迷う男は、今回ある程度場所を絞って来ました。
第一候補は、E・Fサイト。
第二候補は、Hサイト。
入場してから真っ先に見に行きましたが、Fはトイレが遠いなと。
Hはすでにいい場所が取られていました。
その後、毛無山沿いの道を進み、Eを見に行きつつDまで行き、ゴミ捨て場まで抜けたところで良い場所を発見!
Dサイトの上画像で赤丸をつけた部分に決定。
外出することも考え、混雑しても車をすぐに出せる場所にしたかった。
設営
「ここをキャンプ地とする!」
近すぎてもお互い嫌だし、遠すぎると間に違う人が設営するかもだしで、左前のワンポールテントと自分なりの絶妙な距離を取り、そしてほんのちょっとだけ横にずれ、設営開始。
富士山の方へ向けて、目と目を合わせるように設営。
こう書くとなんだか恥ずかしい。笑
地中に石はなく、土の抵抗だけをほどよく感じながら気持ちよくペグ打ちができました。
ふもとっぱらと言えば石がゴロゴロのイメージなのですが、ここまで気持ちよく打てたのは初めて。
富士山に近づくほどペグが打ちにくくなるというのは本当っぽいですね。
やってみたかった事その1
今回やってみたかった事の1つ、それはサーマレストマットを敷いた地べたスタイル。
パップテントには地べたが良く似合いますね。
ついでに、寝落ち防止になるんじゃないかと。笑
最近よく使ってるローチェアの背もたれの上端に首をかけて真上を向いて寝るのが定番化してました。
これが気持ちいいんだ!また。
乾杯!
地べたスタイルからみる富士山。
なんだか挨拶をしたくなる。
座り心地も悪くない。
なんだかいけそうな気がする。
座ったらもう駄目よ。乾杯よ。
というわけで、焚き火台の組立ては今回も後回し。
「乾杯!」
「ふぉうううううううっっ!!!」と大声を出したくなる気持ちを抑えてグビグビ。
そういや最近は「大地に乾杯!」してないな。
テントからの近場設備紹介
今回は全体的なキャンプ場紹介をしないので、かわりにテントからの近場設備紹介をしたいと思います。
そういう面では今回の場所、最高でした。
まず、左後ろを見るとこの距離に水場が。
ちなみにテントから左前にも水場があります。
この場所で富士山を見ながら、まるで栄養ドリンクを飲むかのように片手を腰に当てて歯磨きを。
真後ろを見ればゴミ捨て場が。
ちょっとした缶やペットボトルなど、こまめに捨てに行ける距離です。
燃えるゴミは専用の袋で捨てないとなので、最後までとっておきました。
右手を見ると真正面に売店とトイレが。
計測したら私の歩数で約210歩。
椿荘の時の50歩は近すぎましたが、ここの210歩も私的には十分満足できる近さです。
トータルで言いますと、これまでのふもとっぱらキャンプの中でも一番利便性に優れた場所でした。
富士山の眺めは正直な所、Aサイト、Bサイトあたりのが良いかなという気がしますが、それさえ問題なければここも富士山が綺麗に見えますし、オススメの場所だと思います。
あとは、ゴミ捨て場あたりがたまにうるさいことがデメリットかな。
設営候補に挙げてた場所を歩きながら見に行って、最後に富士山に一番近い仮設トイレに行きました。
このトイレ、思ってる以上にキレイなんですよ。
次回はHサイトに設営してこのトイレをメインにしようかななんて思ったり。
まったりタイム
我が家に戻り、新たなお酒を飲みながら富士山を眺める。
「少し雲が出てきたな、だがそれも悪くない」
しかし、ここで少し問題?が。
地べたスタイルなので当然寄りかかるものがないと思いきや、サーマレストを少しコット側に寄せ、そしてコットを背もたれ代わりにすると超気持ちいい事に気づいてしまいました。
笑
ちなみに、左側に見えているグリーンシートの中には石油ストーブが置いてあります。
1日目は使わずに、2日目の楽しみにとっておきました。
1日目は焚き火とカセットガスストーブだけでの年始ふもとっぱらを味わってみたかった。
その後、この日ふもとっぱらに来てるTwitterで相互フォローしている方がツイートしているのを発見。
「挨拶した方が良いのかな、でもこういう場合は相手によるよな、TwitterはTwitterの中だけで完結したい人もたくさんいるだろうし、やめとくのが無難だな間違いない」とマゴマゴ。
そしたらその後、その方のツイート内容を見て、「これは行っても良さそうだな、TwitterはTwitterの中だけ!という人でもなさそうだ」と勝手に解釈。
場所はすぐにわかったので突撃してしまいました。(やっぱりいきなりはよくなかったなと反省)
Twitterの人とこうして会うのは初だったので緊張しまくりましたが、プロフ内容から見て思ってた通りの、私から見てとても話しやすくそして知的なイケメンオーラが出ていた方でした。
あらためて、ありがとうございました。
テントに戻った頃、陽もだいぶ落ちて暗くなり、寒さが段違いにレベルアップ。
太陽が出ている間はあんなに暖かかったのにね。
夜の部
夜の部スタートです。
短くなったオイルランタンの芯を替え、元気に灯っています。
ここからは焚き火がないと寒くてやっていけない。
手前から縦に薪を入れると楽ですが、火の燃え方、形が綺麗じゃない。
奥行きはあるものの、私が求めてるのは横に広がった形だなと再確認。
本日はカセットガスストーブも点けます。
イワタニの缶より安い物を使うと、気のせいかやけにガス臭いような。
久しぶりにキャンプで焼肉。
そこまで上質なお肉ではありませんが、肉を焼く楽しさを思い出すのには十分な物でした。
「上質な~」と、昔モンハンにハマっていた頃、やたらと上質な素材を求めてオンラインをしてた事があったなあと遠い目。
食べた後は、引き続きお酒を飲みながらの焚き火タイムです。
薪の置く場所で燃え方が変わり面白い。
少しいじるとすぐ反応してくれる。
燃え尽きそうで焦った時に薪の位置を変えて火を復活させた時の喜びってなかなかのものですよね。
やってみたかった事その2
マイナス5度で使うには明らかに能力不足な寝袋をダブルで使用し、さらに薄い毛布を締めに入れて使用してみたいというもの。
結論を言いますと、湯たんぽなしじゃ少し物足りなかったです。
湯たんぽが温かい時は十分すぎるほどの暖かさでした。
就寝
まるで宝石のような熾火を見届け、就寝しました。
外マイナス4度、幕内0度。
2日目
起床~朝飯
6時ごろ起床。
湯たんぽが最後まで暖かったので快適に寝る事ができました。
ここからは「太陽出てキター!!!」待ちになりソワソワ。
テントから出て、富士山からの日の出を待つ人が増えてきます。
午前7時18分、太陽がついにひょっこり。
あけおめ感。
ここからはあっという間に日が昇っていきます。
起きてからすぐに焚き火を開始し、だいぶ安定した頃が上の画像です。
この日の朝はカップヌードルカレーを食べました。
やたら美味かった!
いつもは3分待たずに1分半くらいで食べだす私ですが、キャンプの時だけはキチンと時間を守りたくなります。
なんでだろう。
全体的に凍ってた地面も、今はテントの陰になってる部分だけ。
色んなテントの形によってなので、周りを見渡すと面白い。
本当はいろんな形を撮りたかった。
温泉と買い出し
焚き火をし、しばしの間まったり。
風呂をどうするか悩んだ結果、近くの温泉に行こうと決めました。
テントをフルクローズしてから出かけようと思い実行。
少し強引に押し込んでしまったかなというテントの形。
車で外出は盗難やいたずらなど不安ですが、私の右隣りでソログルをやってる人たちといい感じに距離が近かったので、私のテントもその人たち一味と思われないかなwと淡い期待を胸に温泉へ出発。
ちなみに、その人たちはとても良さそうなおじさん達に見えたので信用していました。
ネット検索して一番近いと出てきた温泉がココ。
車で15~20分くらいでしょうか。
メイン通りの1本横に入り、富士宮市街の方へどんどん坂を下りていったら着きましたよ。
駐車場から見た富士山。
この辺、全部キャンプ場にしたらいいんじゃないかと思うくらい風景がどこでも絵になりますね。
あ、電線はちょっと邪魔か。
正直、1,000円は結構するなと思いながら入場。
100円が戻ってくるロッカーにカギをかけ、風呂場へ。
またも、やってしまいました。
マスクをしたままシャワーを。
風呂場で隠すなら鼻と口ではないでしょう。
肝心の入浴は、露天風呂もあって気持ちよかったですよ。
温泉の帰り道、コンビニに寄ってお酒とおつまみを買いました。
再入場
キャンプ場から出る時、警備員みたいな恰好をした人から「再入場する時はハザードを点けながら左側を通行してください」と言われたので、その通りに実行。
入場すると、なんだかちょっとだけ新鮮な気分で、本日もここにキャンプしに来たみたい。
お風呂でさっぱり、そして気持ちが良い意味でリセットされ、
「今日もここでキャンプを楽しむぞ!」
車を1日目と同じ場所に停め、テントと富士山を眺める。
「戻ってきたぜ!待ってたか我がテントよ!そして富士山もおまたっ」
時間にするとそんなに経っていないので、そこまで大げさなセリフを吐く必要があるのかは分かりません。
そういえば、右隣りのソログルおじさん達は外出してていませんでした。
2日目の乾杯
フルクローズしてたテントを再展開し、準備OK。
「乾杯!」
もう車は運転できません、覚悟の一杯です。
時計を見ると、昨日と同じくらいの時間に乾杯してました。
なのに昨日とは違う圧倒的な心の余裕感。
ここが連泊キャンプのいい所でもありますね。
風呂後、爽やかに風を浴びながらお酒のんで富士山を眺める。
ん、地べたスタイルの影響か、ちょっと腰が痛い。
夜までには気にならなくなりましたが、ここからしばらくの間は腰が気になってました。
まったりタイム
フェザースティックとファイアスターター
「なんか違う、思てたんと違う」
「かっこいいなあ、上手いなあ」と思うやつは、もっと薄くて1枚1枚が長くてクルッとしててセクシーなような。
自分のは、角度が深すぎるのか。
チマチマ感がハンパない。笑
この後何本もやったけど、全部こんな感じでした。
ファイアスターターもかなりチャレンジしたけど、この日も成功できなくて諦め。
ムササビウイングとの連結を色々と考える
サイド部分を開けてフロントとして使う時の為に色々と試行錯誤。
ムササビの真ん中後ろ端を引っ掛けて使う場合はこんな感じか、ふむふむ。
これは広すぎるかな。
ソロベースを全部覆う感じでムササビを設営する場合はこんな感じか。
なんとか自分が座るであろう位置もカバーできてるな、ふむふむ。
やるならこっちだけど、できればもっともっと小さいタープで、座る位置の頭上だけカバーできるくらいにしたいなと結論。
やってみたかった事その3
飯ごうでのご飯炊きをやってみたく挑戦しました。
飯ごうの中皿すりきり一杯が2合とのこと。
米を入れ、下のポッチまで水をいれると2合炊き準備の完了です。
その後、1時間水を吸わせた後、炊き始めたわけですが、反応がなんかおかしい。
もっと湯気が出てきたり、フタがカタカタしたり、水が出てきたりとか、出川並みに大きなリアクションがあると思っていたのに、この時は少し湯気が出るだけ。リアクションが薄い出川。
「ああああああああああ!」
中皿を装着したままでした。汗
気づいて慌てて取った時にはもうご飯が炊けているような。
底を確認すると、少し焦げてる。
上の方を食べてみると少しかたいながらも上手く炊けてる。
奇跡的にまあまあなタイミングで出来たみたいです。
吸水の時にすでに中皿を外していればよかったなと反省。
案の定少し焦げてましたが、ごま塩で美味しくいただきました。
蒸らす為の入れ物が欲しいな。
焚き火スタート
昼間、キャンプ場内ではずっとアナウンスが放送されていました。
最近だけでも3件火事が発生しており、いずれも昼間の一番乾燥している時間帯に発生しているとの事。
そんな中、焚き火をスタートするのは少し気が引ける。
気をつけながらの焚き火タイム。
半分に折れた薪をX状部分に立てかけてみたり。
「X部分はこういう便利な使い方もできるんだぞ!」と言いたいところでしたが、やっぱりちょっと邪魔かも。笑
夜の部
まったりしていると、いつの間にか過ぎているのが時間ですね。
もう2日目の夜の部スタートですか。
やってみたかった事その4
パップテントのフロントを開けた状態でトヨトミKS-67Hストーブを使うとどのくらい幕内温度が上がるのか。
確認してみたくやってみました。
結果、外がマイナス2度の時に幕内は14度近くまで上昇しました。
焚き火の影響もあるので全てがストーブのおかげではありませんが、このくらいパワーがあるストーブですとやっぱり暖かいですね。
前日、外がマイナス4度の時に幕内が0度だったことを考えると、KS-67だけで10度近くは上げる力があるのではないでしょうか(フロントオープン状態で)
欠点は、パップテントに似合わない気がすること。
夜の部続き
この日もいい天気だったなあとしみじみ。
あちこちのテントから薪ストーブの煙が出ています。
連泊なので薪もいつもの2倍持ってきたのですが、昼間から積極的に焚き火をやらなかったこともあり、3分の1もあまりました。
んーやっぱり横から薪を入れた方が素敵やん。
白米2合を変な時間に食べたせいもあり、夕飯を食べる気にならなかったのですが、ここにきて食欲が。
売店で200円で買っておいたカップうどんをペロリ。
「麺が生タイプやん!」とビックリしましたが、思い切りパッケージに記載されてましたね。
スープもいい感じにシンプルに味わい深く、飲んだ後の締めにちょうど良かったです。
2日目もこれにて就寝。
ストーブも消しました。
暗くなってきてからがあっという間ですね。
3日目
湯たんぽの温めが弱く、朝には冷えてて少し寒かったです。
起床~朝飯
この日は6時半ごろに起床。
横になったままストーブの点火をし、暖まってから寝袋を出て、すぐに焚き火を開始。
カラス?の群れが鳴きながら上空を太陽の方向へ通過。
結果的にその鳴き声に呼応するかの如く、私のくしゃみが2回。
思い切り寝癖がついており、後ろ髪が跳ねまくり。
「君は顔面ブロックの石崎くんであって、どんなに後ろ髪が跳ねてても決して翼くんにはなれないのですよ」
この景色を見ながら、そんな声が聞こえてきた気がした3日目の早朝でした。
昨日よりもひどい。
朝飯に、サッポロ一番塩ラーメンを。
富士山と朝日を浴びながら地べたスタイルであぐらをかいて食べるラーメンは美味かった。
「麺類ばかりだなコイツはw」←おっしゃる通りです。
今度は卵を落とそう。
撤収
焚き火を楽しんだ後、ゆっくりゆっくりと味わいながらの撤収開始です。
焚き火シートに結構な灰が落ちてました。
だいぶ終わりが見えてきたかな。
なんだか少し寂しい。
ここらでコーラを飲んで一休み。
この日もとてもいい天気。
富士山を眺めながら体育座りみたいな恰好で飲むコーラも美味い。
影になって凍っていたテントのスカート部分も完全に乾かし、撤収完了。
最後にいろんな場所から富士山を眺め、ゴミを捨て、キャンプ終了です。
そしてこのキャンプ記もこれで終わりとなります。
ソロキャンプで初の2連泊キャンプでしたが、天候の良さもありとても満足して終える事ができました。
今度は2泊目に違うキャンプ場に移動するというのもしてみたいなと思った次第です。
年に数回だけというのもありますが、何回ここに来ても毎回新鮮な感覚で富士山と対面することができますね。
ナイス富士山でした!
気づいたらこれまでのキャンプ記の中でも最高文字数に。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。